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ばや

ばや-自己の願望の終助詞。未然形接続。いろいろと「ばや」ですがあきらめた喪女の日常のきろく。あとフラカンの話。

最近やっとわかってきた

たとい映画であっても、2時間以内で、なおかつ笑えるやつか、つまらなくてもホラーなら寝ないで観れるということが。
昨日、TSUTAYAで借りてきたでーぶいでーを珍しく2本立てで観たことによってわかりました。



ちなみに鑑賞メニューはポリスアカデミー5 マイアミ特別勤務」「CANDYMAN」の2本。
ポリスアカデミーは確実に腹筋を崩壊させにくる信頼のブランド!!
そういえば5には“ブルー・オイスター”ネタがなかったんじゃね!?
舞台がマイアミだったから仕方ないのか。



そんでもって「CANDYMAN」は1時間1分で飽きた。でもさいごまで観た。
鏡に向かって「キャンディマン」と5回名を呼ぶと殺しにやってくるという都市伝説モノ。1時間38分。

まずキャンディマン様の登場が早すぎる!!
こういうのは実体のない恐怖で見せていただいたほうが、可愛げな名前のアンバランスと相俟って怖いと思いました。

しかも彼がなぜゆえ「キャンディマン」と呼ばれるようになったのかまったく意味不明。
彼の“故郷”だかというアパートの部屋の床に数個のアメちゃんが置かれており、その中にあったチョコレートには意味ありげにも剃刀の刃が埋め込まれていたが、特になんの伏線にもなっていなかった模様。

なんでもキャンディマン様の正体は1890年(これははっきり覚えている)、肖像画を依頼されたことがきっかけで村のエライ人の娘と恋仲になり、右手を切り落とされて蜜蜂に刺されまくって死んだ貧乏画家(ここはうろおぼえ)らしかったのだが、それなら「HONEYMAN」なのでは……
あんまり怖くないが。

こんな感じでいろいろとミステリアスなキャンディマン様、何がしたいのかも爽やかなほど意味不明です。
大学院で都市伝説を研究するヒロインのネーちゃんが自分の噂を信じないことにキレて、信じさせるために彼女の周りで殺人をやらかすというようなオーソドックスな動機の割には、後半になると赤子をさらってって「私のものになれお!! 子供と3人で一緒に行こうお!! 死ぬのは怖くないお!! 都市伝説として人々に怖がられる人生もいいお!!」とか言ってて安いケータイ漫画みたいです。
すぐ殺人の容疑をなすりつけようとさえしなければ、けっこういい人……って感じです。
(※さっき他の映画好きな方のブログを見たところ、彼女は“イケニエ”として目をつけられた模様。喪女はすぐ見せかけの優しさに騙される。気をつけようネ!!)

結局、赤子はヒロインの命がけの行動によって無事に母親の元へ戻ったもののヒロインは絶命。
ゼミの巨乳学生と不倫をしていた夫、ヒロインが殺人容疑でブチ込まれるや否や不倫相手を家に連れ込んでいたくせに、生前の妻を思い出しおセンチな気分に。
鏡に向かって「ヘレン」と妻の名を5回呼ぶや否や亡き妻が現れ、「あなや」という叫び声を聞いた不倫相手(なぜかノーブラにスケスケTシャツ着用)が駆けつけると……的なこれまたオーソドックスなラスト。

ん!? ということは「キャンディマン」って本名の可能性もあるわけ!?
ドキュネームか珍名字さんか。
日本にも「菓子」という名字があるので、あながち名字説も否定できなくなってきましたね。
「ね」と同意を求められても困りますね。

血しぶき!! 狂気!! ミステリー!! ヒューマンドラマ!! 人種問題!! 不倫!! あ、あとほんのちょっとエロも!!
――盛り込みすぎ。
こういうのは小論文と同じでだねえ監督様。

なお、本作品最大の恐怖は、序盤、少年がキャンディマンとおぼしき男に殺害された公衆トイレにヒロインが入った場面で、壁とドアに書かれていたキャンディマン本人の手によるらしい落書き。
質感と立体感から、そして場所的にも、まさかうんこで書いたんじゃねーだろな。

シンプルに考えると1時間8分で飽きたものの、そこから再び盛り上げていった「死霊のはらわた」のほうが名作といって差し支えないだろう。
こうなると、サム・ライミ監督の実力は認めざるをえないよね。



で、コレクターズの名曲「CANDYMAN」はこれと何か関連があるのでせうか。
時期的に近いから、タイトルを拝借した感じでしょうか。



※個人の感想です。
映画好きな方のブログを拝見すると、皆さんけっこう高く評価されてます。
スプラッタというよりロマンティック・ホラー的な作品のようです。
……やっぱ映画鑑賞人には向いてねーわ。