ばや

ばや-自己の願望の終助詞。未然形接続。いろいろと「ばや」ですがあきらめた喪女の日常のきろく。あとフラカンの話。

ベンチとコーヒー

今日も明日も明後日も、来週の土日もバイトだよー☆
また「休みない自慢」がはじまったよー☆
次に丸1日休めるのは6月11日になる見込み。
11日か12日のどっちかにフラカンのライブ入れようと思ってたんだけど、残念ながら入れなくてGJだ私。笑点までに起きればいい。



バイト帰り、ワゴン販売のカフェ(意味不明な説明ですまん)のところにDQN風味なヤング男女が3人たまっていた。
あいつらムダに声でかいから横通っただけでしっかり聞こえたんだけど、

DQN風味「え? ウインナコーヒーって何? ウインナー入ってんの?」
店のお姉さん「コーヒーの上に生クリームが乗ってるんですよー」
DQN風味「へーそーなん?」

ある程度の年齢には異常に懐かしいやりとりでござるよ。
ギャグなのか本気なのか6分ほど迷ったけど、もしかしたら今の若い子はもう素でウインナコーヒーを知らないのかもしれないですね。



70年代後期〜80年代にかけて、漫画で「田舎者」「アホの子」「ウブい天然美少女」を印象づける際には上記「ウインナコーヒーネタ」が鉄板だったのですよ、若喪女の皆様。



さえない女子高生(とはいえ普通にかわいく、裕福な家庭で育っている。パパは教授や芸術家だったりする)が名門大学生男子とひょんなことから親しくなり、徐々に男子の優しさに惹かれてゆく女子。

そんなある日、男子が友達といつも溜まっている喫茶店(NOTカフェ)に連れていってもらう。
初めての喫茶店でとまどう女子、ヒゲ眼鏡のナイスなおっさんマスターに「ご注文は?」と尋ねられ「この、ウインナー付きのコーヒーっていうのください」とか言ってしまう。
どっと笑う友達。
口の悪いやつの「お前のタイプってこういう子だったっけ? 今までの彼女とぜんぜん違うじゃんw」という言葉を聞き、店を飛び出す女子。
「やっぱりわたしみたいな子供じゃ、すてきなあの人と釣り合わないわ、もう会うのはやめよう……」的なモノローグ。
そのころ男子は友達に「あの子を侮辱するな」的なことを言い捨てて彼女の家へ。
「亜理香ちゃん、岡田さんがいらしたわよ」
「いないって言って……」
するといきなり家に上がり込み、亜理香の部屋の前まで来る岡田。
「おれはありのままの君が好きなんだ!!」とドア越しの告白。
居間ではちょっぴりショックなパパと嬉しそうなママ。
みんなでママの手料理(亜理香もちょっとお手伝い)を食べて、次の日曜日に再び喫茶店へ行くと友達が謝ったりして、みんなでウインナコーヒーを飲んで大団円さ!!




田舎から東京の大学に進学した年上幼なじみ彼氏を追って上京した素朴美少女。
慣れない東京で人混みに揉まれ、何度も道に迷ってようやく彼氏と再会するも、すっかり垢抜けた彼氏に寂しさを感じる素朴美少女。
「君が来たら絶対連れてこようと思ってたんだ」などと、疲れているのに遊園地やショッピングに連れ回され、とどめは彼氏行きつけの喫茶店。
「もうおなかペコペコだから、このウインナー付きのコーヒーがいいわ」と言い、ヒゲ(ryマスターやおされなお姉さんに笑われる素朴美少女。
彼氏は「そんなことも知らないの……?」と恥ずかしそうに顔をしかめるだけ。
送ってももらえず、1人とぼとぼと大学の女子寮へ帰る素朴美少女。
「あの頃は毎日がきらきらしてた……」と、なんだか草原でじゃれ合う場面の回想。

翌日から、彼氏に釣り合うように化粧やオサレを頑張り始める素朴美少女。
すると大学で同じ科の素朴イケメンが「あんたに化粧やごちゃごちゃした服は似合わないぜ」などと、頻繁にちょっかいをかけてくるように。
忘れた辞書を貸してくれたり、買い物の途中でばったり会って荷物を持ってくれたりする素朴イケメンのことを、感謝はするけどちょっとウザいと思う素朴美少女。
「わたしには彼がいるから、こういうの迷惑なの!!」と言い放ってしまう。
翌日からほとんど素朴イケメンを見かけなくなり、なぜかちょっと寂しさを感じる素朴美少女。
そんなある日、彼氏がオサレ女子と腕を組んで親しげに歩き、あまつさえ自分のことを笑い話にしているのを見てしまう。
するとそこに偶然居合わせた素朴イケメンが彼氏を殴り、なぜか手を掴まれ一緒に逃げる素朴美少女。
しばらく走ったところで素朴イケメンの告白。泣く素朴美少女。

翌日、スッピンに洗いざらしの綿のワンピースかなんか着て大学に現れる素朴美少女、彼女をまぶしそうに見つめる素朴イケメン、風に揺れる若葉――



こんな感じでいかがか。
ムダに学問をした喪女は、知ってることは知ってると言わなければ気が済まないだろうが、このくらい物知らずな女性のほうがもてるのかもしれんよ(ただし美少女に限る)。



寺山も「ふるさとの訛りなくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし」とよみましたが、日本では「コーヒー=人を都会の絵の具に染まらせる恐ろしい水分」というイメージが長くありました。

最近はこんな田舎にもスタバだのタリーズだの普通にあるし(ドーナッツプラントもできるらしいぜヒャッハー!!)、今だと何が人を都会の絵の具に染めているんだろう。
「ふるさとの訛りなくせし友といてクリスピークリームドーナッツの甘さは異常」とかか? エッグタルトとかか?
食ったことないんですけどね。



「ベンチとコーヒー」は名曲で大好きだ。
こんな駄文のタイトルに使ってしまってすまないです。